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とある築60年ぐらい経つ平屋の借家です。
大家さんのご依頼にて、入居者退去後のためきれいにしてほしいとのご依頼。
前入居者様よりシロアリが出たことがあるとの事を伺いました。
作りは古いものの、昔ながらの何の変哲もない化粧合板の仕上げの壁
周辺の環境、窓の位置により、日中でもちょっと薄暗いです。正直、湿気、カビの匂いも感じます。
床もなんだか沈むような・・・　築年数を考えればおかしくはありませんが。
天井、壁の色を明るくしたいと思いクロスの仕上げをご提案

シロアリのお話を聞いていましたので確認も含め壁をめくってみると

なんということでしょう！？見事に柱が

空洞だらけ！！　　さらには

天井の方まで広がっています！！！

何度か被害状況を見てきましたが、こんな上の方まで食べられてるのは初めて見ました。
見事に”と言っては何ですが、めくった化粧合板の密接部分や下地材はうまいこと食べられておらず
柱だけを食べてありました。

柱左に筋交いがあります。重要な柱です、取り替えました!!補強金物もつけてあります。

５月～７月辺りがシロアリが活発になる時期です。
今回ご紹介したようにシロアリは表には出てきません、見えないところでジワジワとゾロゾロと活動しているのです。
家は築浅だから安心！　・・・環境にもよります。
新築時以来１５年何もお手入れしてないお宅でも何の被害もない家もあります。

近隣に雑木林、木材などの資材置き場や古い建物の解体が行われたり、昔にDIYで作ったお手入れしてないウッドデッキがあったり
あらゆる環境、条件によりシロアリは近くに潜んでいます。

≪ご参考までに
新築時以降で　最近家の中でゴキブリを見かけるようになったかも・・と思われたら　シロアリの薬の効果が切れている目安になります。
シロアリの薬はゴキブリを追い出すのにも効くそうです。≫

写真の様にはすぐにはなりませんが、大切なお家シロアリ予防対策をしてバリアーを張りましょう。